トシナルドの由来オーストラリア大陸にもうひとつ独立王国が存在するのをご存知であろうか? 西オーストラリアにある、 ハットリバー王国(Hutt River Province)である。 1970年、オーストラリア政府に対して正式に(勝手に)独立を宣言。 国王はプリンス・レオナルドと名乗り、 奥さんを女王に、3人の息子を大臣にした。 人口30人弱。 紙幣、切手を独自に発行し、自給自足で生活をしており 独立国を自称する立場としても、当然オーストラリアに 税金を納めていない。 しかも、いっちょまえにイミグレーション(入出国管理) があり、国王自らが入国時にパスポートにハンコを押してくれる。 私が、ちょんまげのズラを被ってオーストラリア一周の旅を している時に、このファンタジー溢れる王国の存在を知り、 国王と是非会談をしたくなった。 ある秘策をひっさげて。 私はハットリバー王国ツアーを企画し、各地で参加者を募り レンタカーを借り、11人ほど集まった参加者と共に 西オーストラリアの田舎を車で走り、王国入りを果たした。 そこでイミグレーションで歴史的政変がおきた。 皆が国王にパスポートにハンコを押してもらっている中、 私はあらかじめ用意した紙に、 国王!ここにもハンコ押して! と頼んだら、日本語の読めない国王は喜んでハンコを押してくれた。 おまけに女王にここにサインしてよ と頼んだら、サインまでくれた その紙にはこう記されていた。(もちろん日本語で) 王位継承の誓文 ○○○○(私の本名)殿 私ハットリバー王国初代国王は、 王国の領土及び政治等に関する一切の権利を放棄し、 これを○○○○(私の本名)に授与する。 これによって本日をもって○○○○の二代目国王即位を認め、 ここに捺印する。 1997年10月26日 ハットリバー王国初代国王 プリンス・レオナルド 印 ここの印のところにハンコを押させた。 国王にその趣旨を説明し、ハンコは日本では重要な意思決定 を持つものだと教えてあげたら、 やられたー。みたいな顔をしていた。 ↓調印式の模様(写り悪いがこの紙にハンコ押してある) ↓国王のマントをはおり、国王にもズラをかぶせた友好的な一枚。 それから私の名前の一部をとって自らを ”ハットリバー王国二代目国王” プリンス・トシナルド と名乗る事にした。 わが国の公式HP (英語) http://www.huttriver.net/ オーストラリア政府がハットリバー王国を認めていないのと 同じように、 この王国もちょんまげを被った日本人に王位を乗っ取られた事は 認めていないようだ。 ハットリバー王国へのアクセス等はこちら↓ 10月28日の記事参照 トシナルドの外交活動(H18年2月1日の記事) |